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ニッポン俳優名鑑 高嶋政宏&高嶋政伸 ベビーフェイスから異形の怪優へ。最強の高嶋はどっちだ!?

      2016/11/15

takashima

高嶋政宏と政伸、二人はいわゆる二世俳優だ。
父親は東宝の銀幕スターで、映画番組『ゴールデン洋画劇場』(フジテレビ系)の解説者としても知られていた高嶋忠夫、母親はタカラジェンヌだった寿美花代。
叔父にはビートルズの仕掛け人として知られる音楽プロデューサーの高嶋弘之、姪にはバイオリニストの高嶋ちさ子という生粋の芸能一家である。

ちなみに政宏は次男、政伸は三男。二人には道男という長男がいたのだが、1964年に当時、高嶋家に住み込みで働いていた女中に殺害され亡くなっている。

現在、政宏は『キャリア~掟破りの警察署長~』(フジテレビ系)に、政伸は『カインとアベル』(フジテレビ系)に出演しており、ドラマ、映画にひっぱりだこだ。

二世俳優のサラブレッドとして、デビュー当初は善玉キャラとして登場した二人だったが、現在は怪優として活躍していて、毎回、強烈なインパクトを残している。

どうしてこうなったのか? まずは二人の経歴を振り返ることで考察したい。

高嶋政宏 刑事、武将、ヤクザを演じさせたらピカイチ

高嶋政宏は成城大学在学中に大森一樹監督の映画『トットチャンネル』で俳優デビュー。本作と同年に公開された市川準の映画『BU・SU』での演技が認められてブルーリボン賞新人賞等の新人賞を総なめし華々しいデビューを飾った。

テレビドラマとしては連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』(NHK)、『デパート夏物語』(TBS系)、『同窓会』(日本テレビ系)などに出演しお茶の間の人気者となる。

他には大河ドラマ『独眼竜政宗』、『毛利元就』(ともにNHK)や怪獣映画の『ゴジラvsメカゴジラ』、『ゴジラvsデストロイア』などに出演。

当初は現代モノが多かったが、屈強な身体と親ゆずりの昔の俳優のような濃い顔立ちのため、年を重ねるにつれて刑事、兵士、戦国武将、ヤクザといった武闘派の人間を演じたら右の出るものがいない存在となっている。

現在放送中の『キャリア~掟破りの警察署長~』では、玉木宏が演じる警察署長・遠山金志郎に反発するたたき上げの現場の刑事・南洋三を演じている。

線の細い優男の玉木に対して、政宏が演じる刑事は暑苦しい昔ながらのオヤジという感じ。そのため、家は妻と娘に疎んじられている。

第4話では、そんな南の娘が、逆恨みした犯人に誘拐されて苦悩する南の姿が描かれたのだが、強面に角刈りに無精ひげの顔は他の役者と較べると明らかに異質で、男前と言えば男前だが気持ち悪いと言えば気持ち悪くて、ドラマ本面とは別に、過剰な爪痕を残した。

ちなみに政宏は見るからに体育会系のマッチョな男に見えるが、本人はキング・クリムゾンのようなプログレッシブロックが好きな洋楽マニア。トーク番組での発言が話題になることが多く、無骨な外見の裏にマニアックな内面を秘めている。

高嶋政伸 明るい弟キャラがいつの間にか変態的な悪役に

一方、弟の政伸は、政宏も出演していた88年の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』で俳優デビュー。

90年代には『MOGITATE!バナナ大使』(TBS系)などのバラエティ番組に出演する傍ら、「姉さん、事件です」のナレーションで一世を風靡した『HOTEL』(TBS系)や山口智子と夫婦を演じた『ダブル・キッチン』(TBS系)などに出演。

高身長で明るくさわやかな外見が手伝ってか、政宏と共に二世俳優としてブレイクした。

00年代に入ると人気シリーズとなった『こちら本池上署』(TBS系)で明るい警察署長を演じ、俳優として安定した立場を積み上げていたが、2010年代に入ると政伸の演じる役柄は、さわやかな善人から変態的な悪人へと変わっていく。

最初に政伸の異変に気づいたのは草なぎ剛と今井美樹の恋愛ドラマ『冬のサクラ』(TBS系)だった。ここで政伸は今井美樹の夫を演じた。政伸が演じたのは一見人がいいのだが、冷血な男。ドラマ自体はあまり面白いとは思えなかったが、政伸のシーンだけは異様な迫力があった。

その後、『DOCTORS~最強の名医~』(テレビ朝日系)で演じた時期院長候補の医師・森山卓を演じたことで、その悪役っぷりは頂点を向かえる。

主人公の相良(沢村一樹)を敵視する森山は、簡単に言うと若大将に対する青大将、アンパンマンに対するバイキンマンみたいな悪役だが、頭が切れる相楽にいいように利用されて毎回酷い目に合う。

自分勝手で自己顕示欲が強く気に入らないことがあると「んんんん」と唸り声をあげる政伸の怪演は気持ち悪く、健康的な明るさにつながっていた背の高さと顔の濃さが全部気持ち悪い方向に反転しているのは時代の変化と言うべきだろうか。それなのに妙な愛嬌があるのが流石、政伸というべきか、シリーズが進むにつれて、スタッフが森山のことを期に行ったのか、ほとんど主役のような扱いとなっている。

本作で変態的な悪役と言えば政伸というイメージは完全に定着したといえよう。

現在放送中の『カインとアベル』では桐谷健太と山田涼介の父親役を演じている。髭面こそ強烈だが、今のところ悪役的なそぶりは見せていない。ただし息子役の山田涼介とは映画『暗殺教室』で、自衛官出身の支配的な体育教師役で山田と対決している。

そのことを知っていると、単純な親子関係では終わらず、最後に発狂して息子に襲いかかるのではないかと心配になる。

健全な肉体に宿る変態性

政宏と政伸。二人の共通点は、身体がデカくて存在が暑苦しいということだろう。そして、見た目があまりにもマッチョな体育会系だからこそ、その裏側に抑圧された変態性を隠し持っているのではないかと邪推させる。そのためか、少し変な役を演じさせると、その異常性が際立つ。

一昔前なら昭和のカッコいい好青年として成立した男が、時代が変わり潮流から外れてしまった結果、現代ドラマにおいて高嶋兄弟は異形の存在としてしか存在が許されていない。しかし、それが結果的に二人を味のある俳優へと進化させたとも言える。

それにしても、プロレスで言うところのベビーフェイス(善玉)を演じていた二人だが、何故、いつの間にか異形の怪優となってしまったのか?

政宏に関していうと、そもそも彼自身がマッチョな外見に似合わないオタク的な資質があったと言える。その意味で、90年代の一時期に明るいドラマで主役を張っていたこと自体が偶然のめぐりあわせだったのかもしれない。

弟の政伸に関して言うと07年に結婚した前妻との離婚に伴うゴシップによって、視聴者の感じるイメージが変わってしまった影響は否めないだろう。しかしそこでイメージダウンとなるのではなく悪役路線に舵を切ることで、政伸は新しい可能性を開花させた。

高嶋忠夫の遺伝子なのか、二人は昔ながらの映画スター的なたたずまいだが、時代が変化して、少年的な面影のあるジャニーズアイドルや、線の細いイケメン俳優が主流となっている昨今、強面で巨体の高嶋兄弟は置き場所に困る異物と化しているが、その姿はどこか楽しそうだ。おそらく、90年代に善玉を演じていた時よりも、今の方が俳優としては楽しくて仕方ないだろう。

今クールの怪演勝負は政宏の圧勝だが、俳優の魅力は配役によっていくらでも変わるもの。まだ、政伸のキャラクターが強く出ていないので、『カインのアベル』の今後次第では大化けするかもしれない。

怪演においては五分と五分で、今や正反対の立場を演じることが多いので演技を比較することは難しいので、いっそのこと同じ映画かドラマに出て頂点を競い合ってほしい、

政宏が刑事役で政伸が犯人役の対決モノもいいが、二人で最強の変態殺人鬼の兄弟を演じるのもいいかもしれない。

Yahoo!ニュース引用
http://bylines.news.yahoo.co.jp/narimareiichi/20161113-00064368/

俳優さんの評価って難しいですよね。
究極的には好みになってしまうかと。
一定レベルの演技力は必要になりますけどね。
高嶋兄弟は一定の立場を確立された俳優さんかと。
なにげに好きですね。

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