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釣りを仕事にすること…“怪魚ハンター”と呼ばれる男はこう稼ぐ

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 ひと呼んで“怪魚ハンター”。『情熱大陸』をはじめとするドキュメンタリー番組から『有吉ゼミ』などのバラエティ番組まで幅広く出演する一方で、“怪魚作家”として『怪魚大全』などの釣りや旅にまつわる著書を多数上梓している小塚拓矢氏。

 テレビやネットなどメディアで話題になることもしばしばだが、素朴な疑問として、釣りばかりやって海外を旅している(イメージがある)ひとが、どうやってお金を稼ぎ、メシを 食っているのか。一般的なサラリーマンからすれば、気になるところではないだろうか。そこで今回は、“釣りを仕事にすること”がどういうことなのか、フロリダでのロケから帰国直後の本人を直撃してみた!

◆釣りを仕事にするって…ぶっちゃけどのぐらい稼げる?

 “怪魚ハンター”などと聞けば、世界の希少な魚を捕って売るようなイメージをもつ人もいるかもしれないが、そうではないという。

「最近はハード、釣り竿などのモノも売ってますが、基本的に僕が売っているのは情報、ソフトです」(小塚氏)

 雑誌や書籍の編集・執筆が基本時な仕事で、時々テレビ番組から協力依頼が舞い込む。その始まりは大学生の頃までさかのぼる。

「今から10年以上前、釣り雑誌でライターの仕事をいただいたことがキッカケでした。当時は大学生だったので、最初はアルバイトのつもりでした」

 もちろん、駆け出しでそこまで稼げるわけではない。時給の良い塾講師や、長時間シフトを入れられる居酒屋のアルバイトなど、釣り以外の仕事と並行しながら旅を続けた。とはいえ、ライターの経験がのちに著書を出版したり、テレビの仕事をする際にも大いに活きてくることになる。

「自分の旅の体験を記事にするだけではなく、他者の釣りを撮影したり、インタビュー取材して、旅の資金を稼いでました。出版社から一眼レフカメラを借りて取材に行くなど、学生 ではなかなか手にできない機材に早い段階から触らせてもらえたのもありがたかった。また、プロの釣り人、基本的にはうまい人を取材する(1日の釣りを見学する)ことになりますから、それによって自身の釣り人としてのウデも、一気に上がったと思います。裏方と割り切り、自分は竿を握らず水辺に立つことで、自分になかった視点が増えた」

 小塚氏の話を聞いていると、「ライター業」の枠を超えている印象を受けるが……。

「メインで仕事をいただいていたのがアウトドアに特化したコンパクトな出版社で、大手出版社では分業する部分まで、雑誌作りのかなりの部分を1人でやらせてもらえたんです。企画出し、被取材者のアポとりから、ホテルの予約などの事前準備、現場での写真撮影やインタビュー、写真選び、ラフ組み、デザイン発注、イラスト発注……最後に、原稿書き(笑)。そんな、“ライター”の経験で鍛えてもらった全てを、自身の怪魚旅の本に“著者”としてぶつけ、大学院在学中に処女作『怪物狩り』を上梓させてもらった。個人的には、書いたというより、作った、という感覚。文章を書く以外の作業が、あまりに多くて(笑)。出版後、大手出版社の方からは『ライター、というより、エディター(編集者)と名乗っていいかもね』と言われました。そのとき初めて『そういうもんか!』と気づいた(笑)」

 大きな機械の歯車になるか、小さくともエンジンになるか、小塚氏は後者を選んだ。

「そこまでやる(やれる)から、出版不況と呼ばれる時代でも、無名の学生が本を出させて もらえたのかなと。本って、何十万部も売れれば話は違いますけど、せいぜい数万部売れる程度じゃ……コスパ考え始めたら、書けない。卒業後は、まずは雑誌の世界で、世界への旅を続けていけるレベルを目指しました。幸い、1冊本があると、それが名刺になった。社会人1年目の25歳のときで、多い月で40万円ほどのお仕事をいただいてましたね。1年のうち2か月程は旅に出ていたので、年収はライター業だけで300万円ぐらい。これとは別に、テレビの出演料や、釣り具メーカーさんからの契約金などが加わります」

 一般的な新卒のサラリーマンと同等の収入がありながら、海外を長期で旅する時間も確保する。旅費は自腹。仕事にもつなげた。

「例えば、雑誌の編集部に『“怪魚”を追いかけるついでに、海外の釣具店事情を調べてくる』とか『どんな釣りが流行っていて、どんな道具を使っているのか取材してくる』とか企画を提案して、そこは仕事として、事前に固めて行く。釣りのライセンス(許可証)を買うなど、少なくとも滞在中に1回は現地釣具店に足を運ぶので、その際にチャチャッと仕事を終わらせる。そして、仕事とは切り離して、自由に旅を楽しむ。すごい怪魚が釣れれば、結果的にそれを記事にさせてもらうことありましたが……むしろ旅の思い出を形に残しておく意味合いの方が大きいです」

 先にギャラを受け取ったり、怪魚の釣果を担保に記事の確約をとることは、基本的にはしなかった。その理由とは、取材先が海外だけに、命にもかかわることだ。

「冒険家が死ぬのって、スポンサーがあったり、絶対に結果を出さなければいけない状態のときが多いと聞いて。先にお金を受け取っていると責任感から無理をしてしまい、引き際の判断を誤る可能性がある。だから“怪魚”は、仕事にはしないでおこうと。せいぜい、ボーナスみたいな感覚です」

 仕事として海外に行くのは、小塚氏が“釣魚”とカテゴライズする魚に対してで、“怪魚”とは分けて考えていると言う。“釣魚”とは、ブラックバスなど、日本の一般的な釣り人や、釣り業界からもニーズがある大衆魚(ゲームフィッシュ)のこと。小塚氏いわく「自分のライフワークである“怪魚”とのバランスを模索していたのが、20代前半の頃でした」。

◆裏方だった経験が活きている

 小塚氏は、裏方をベースに20代前半を過ごしたが、そこでメディアに出て仕事をするうえでなにが重要なのか学んだという。

「ヒマであること。スケジュールがとりやすい人ってのは、重要みたいですね(笑)。それは半分冗談としても、僕は旅を重ねる中で必用最低限の英語を話せるようになり、雑誌ライターの仕事を通して、それなりに写真も撮れるようになった。魚をどうすれば大きく、カッコよく撮れるか普段から研究しているので、例えばテレビ番組でのスチール写真なんかは、普段魚を撮らない他ジャンルのプロカメラマンさんよりも、僕の方が上手いかも。魚の写真に関してだけは、ですけどね」

 メディアの懐事情が厳しくなった昨今、釣りプラスアルファの働きができる小塚氏は重宝された。

「例えば、テレビ番組の依頼に対し、予算や期間、季節、バラエティーかドキュメンタリーか、タレントさんの事情(女性の場合トイレの問題が出てくる)などを総合的に判断し、最適解を提案します。現地では、釣りには100点を目指しますが、ちょっとした英語通訳や、釣れた魚の解説、その調理まで……釣り以外も80点で対応します(笑)。学生時代、居酒屋でバイトしてたので、見栄えのする盛り付けなんかも、それなりにはできるわけです。釣り以外はすべて、“それなりに”、なんですけど、実際の現場は全て100点を求められることばかりでもないようで……過去には放送作家として、番組のナレーション原稿を書いたこともありますよ(笑)」

 小塚氏は釣りのスペシャリストだが、それ以外の部分で、メディアが仕事しやすいジェネラリストなのだ。

「20代後半になると自身が表立つことも増えましたが、出演者ではない裏方を経ているから、どうしたら撮ってもらいやすいか、まず考えちゃう。単なる出演者ではなく、スタッフといっしょに、絶対ハズさない段取りに知恵をしぼることが楽しい……そんなこんなで、いろんな仕事をいただけているのかもしれませんね」

Yahoo!ニュース引用
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171225-01440694-sspa-soci

【newscollege管理人コメント】
自分の足で歩いている人は強い!

圧倒的に強い!

小塚さんの視野の広さというか、バランス感覚も非常に優れているように感じますね。

自分の足で歩いて、自分の意思で動いて、それを完遂するために他者の立場で物事を見れて、、、

小塚さんってお方のファンに一気になってしまったかな。

このお方は強い!!!








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