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色や臭いを決める要因は何か? 真面目に学ぶ大人のウンチ学

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くさい、汚い、見たくない。ウンチには、そんなイメージがつきまとうけど、自分の健康状態をこれほどまではっきりと示してくれるものって他にない。毎日の食生活を改善し、適度な運動を行えば、ウンチは必ず応えてくれる。まずは、ウンチの正体を探ることから始めよう。[取材協力/神山剛一(寺田病院外科・胃腸科・肛門科、医学博士)]

ウンチの正体その1. ウンチって何? どこでできるの?

腸内環境の良し悪しを知る身近な手がかりになるのが、ウンチ。その正体を探ってみよう。

ウンチは大腸で作られる。

食べ物を口にすると胃→小腸→大腸と進み、消化と吸収が行われる。飲み物と各種消化液を合わせると、小腸に流れ込む液体は1日約9L。小腸では、そのうち7Lが栄養素とともに体内に再吸収される。大腸に流入するのは残る2Lだ。

この2Lに含まれるのは、消化も吸収もされなかった食べ物のカス。難消化性の食物繊維が主成分である。大腸には内側に輪状筋、外側に縦走筋という2タイプの筋肉があり、その伸縮によって尺取り虫のような蠕動運動を行う。

この蠕動運動で上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸と正面から見ると時計回りに大腸を巡るうち、水分と電解質の吸収が進んで徐々に固形化される。そしてハンバーグの種を捏ねるようにウンチが形作られる。

「便の水分を除いた固形部分は難消化性の食物繊維、排出された腸内細菌、消化管の新陳代謝などで脱落した粘膜という3種類。これが3分の1ずつを占めるのが普通です」(排便機能専門医の神山剛一医師)

ウンチの正体その2. 理想のウンチってどんな形?
消化管を通り抜けてきたウンチは腸内環境を反映している。ロクに見ないでさっさと水に流さず、目を向けてみたい。そのとき参考になるのが、ブリストルスケール。1997年にイギリス・ブリストル大学のある教授が提唱したもので、ウンチを形状と硬さで分類した指標。便秘や下痢の診断項目の一つとして世界的に広く用いられている。

上図の1~2は便秘気味のときに出てくる硬い便。6~7は軟らかすぎで下痢のときに出てくる。正常なのは硬すぎず、軟らかすぎない3~5のウンチ。なかでも理想とされるのは、スケール4の普通便だ。これはバナナかソーセージのような形で水分がおよそ80%、固形物が残りの20%を占める。食事の量や質で変わるが、重さは1本200~250gほど。

このバナナ状ウンチが、力まずともスルスルと出てくるのがベスト。それは排便のすべてのプロセスに何ら問題がなく、腸内環境も良好な証拠なのである。しかし逆は必ずしも真ならず。バナナ状ウンチが毎回出ないから不健康とは限らない。

「便秘や下痢=病気のサインではない。便秘でも下痢でも日常生活に支障がなければ、心配ありません」

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