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マグロ初競り1億9320万円! 大間漁師の苦節40年と落札金の使い道

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「長年の夢がかなった。初競りで最高値を付けてもらうのは、漁師にとっては夢だ」

 史上2番目、1億9320万円のクロマグロを釣り上げた青森県大間町の漁師、山本昌彦さん(57)は感慨深げに日刊ゲンダイにこう語った。

 5日早朝、東京・豊洲市場(江東区)で開かれた今年最初の取引「初競り」で、大間産276キロの天然クロマグロが1億9320万円(1キロ当たり70万円)で落札された。昨年の3億3360万円には及ばなかったものの、史上2番目の「ご祝儀価格」となった。

 初競りは午前5時10分、鐘の音とともにスタート。昨年より13匹多い72匹の国産天然クロマグロが並んだ。競り落としたのは寿司チェーン「すしざんまい」を運営する喜代村で、築地の本店に運ばれ、客に提供された。

 漁師歴40年以上の山本さんにとって、起死回生の一本だった。中学卒業後、漁師の世界に飛び込み、マグロはえ縄漁船の船長になり、何度も初競りに出荷してきたが、最高値を付けることはなかった。

 競り落とされたマグロは昨年12月29日、竜飛崎沖の津軽海峡で息子の昌平さん(30)と2人で釣り上げたもの。初競り後、山本さんに話を聞いた。

「これまでも300キロ以上のマグロは何本も上げとるしね。いつも通りで『捕ったな』っていうだけ。最高値になるとは思っていなかった。初競りは今まで結構やったけど、(最高値に)当たったことがなかったから。(今回は)モノがいいというのもあるんだべさ」(山本昌彦さん)

 気になるのは、落札金の「使い道」だ。漁協の手数料や輸送費などを引いた8割強が山本さんの取り分となる。

「何に使う? 新しく船を造ってまだ2年目だもの。4年ほど前にエンジン火災事故を起こしてさ、船を造るまで3年ぐらいマグロ漁に出られなかった。その間、小さい船で飯食うぐらいはやってたけど、マグロを捕れないものだからマグロ漁の実績がなくなり、漁獲枠に規制がかかった。何頭までとか、何百キロまでとか規制があるものだから、随分、ストレスがたまった。その後、船を造ったんだけど、不漁も重なり、『まいっちまったな』と思っていたので、結果が出てホッとしている。火災の原因? 思い出したくないから言いたくないんだ。ずっと息子と2人で漁をしてきたもんだから、ホント、よかった」(山本昌彦さん)

 親子が乗る船「春栄丸」(9.7トン)は、父と母の名前から1文字ずつ取り、約1億円かけて造ったという。この日も津軽海峡で夜を徹して操業していたところ、「吉報」が入り、親子2人、船上で喜び合った。

ヤフーニュース引用







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