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最愛の夫が急死し、愛人と隠し子が発覚。妻がとった驚きの行動は…

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これまで信じてきた関係が、崩れさることほど衝撃的なことはありません。それが最愛の夫ならなおさら……。夫の死後、思いもよらない“置き土産”に今も心を揺らがされている女性を、男女関係や不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんがレポートしました(以下、亀山さんの寄稿)

1年半前に最愛の夫が急死、その後、愛人と子どもの存在が発覚、「天国と地獄を同時に見たような気がします」と話すのは、アヤカさん(44歳)だ。

「結婚したのは30歳のときです。仕事関係で知り合い、3年つきあって結婚しました。同い年で誕生日も1日違い。前世から恋人だったんじゃないかと思うくらい気が合いました。やさしくて、いつでも明るくて前向きで。一度もケンカしたこともありませんでした」

何気ない毎日の幸せは突然に……
結婚して3年たっても子どもができなかったため、夫婦で病院にかかったが原因は不明。落ち込むアヤカさんに、夫は「ふたりでずっとラブラブでいよう」と明るく言ったそう。共働きだったので家計は収入の違いに合わせて彼が6割、アヤカさんが4割支出。あとのお金の使い道はお互いに探ったりはしなかった。

「ふたりとも贅沢はしないタイプでした。ふだんは質素に、でも年末年始だけはふたりで近場でもいいから旅行をしようと決めていた。その資金はいつも夫が出してくれました」

毎日、夕食をどうするかだけは連絡をとりあった。仕事から早く帰れるほうが簡単な夕食を作る。一緒に食べながら1日の報告をし、一緒にテレビを観て笑う。そんな日常が楽しくてたまらなかった。だが、1年半ほど前、夫が出勤途中で突然倒れたと報せが入った。そして一度も目覚めることなく数日後に亡くなった。

「朝一緒に駅まで行って、彼は乗り換えのために途中で降りた。にこっと笑って片手を挙げた姿を今も覚えています。それが最後」

そう言ったきりアヤカさんは黙り込んだ。今もまったく立ち直ってはいないそうだ。

夫の親友から聞かされた、愛人と子どもの存在
初七日が終わったあと、夫の学生時代からの親友がこっそりアヤカさんに耳打ちした。実は夫には愛人と子どもがいることを。

「寝耳に水ってああいうことを言うんでしょうね。まったく信じられなかった。だって夫に不審なところはまったくありませんでしたから」

後日、その親友に伴われて、愛人とされる女性がやってきた。どうしてもお線香をあげたいと言っているのだという。アヤカさんも、真実を知りたい気持ちになり、彼女が来ることを受け入れたのだ。

年齢は30代半ばくらい、中肉中背でとりたてて特徴のある女性ではなかったが、目力の強さだけは感じたとアヤカさんは言う。

「彼女はお線香をあげながら、静かに泣いていました。自分の立場を誇示したいわけではない、お金がほしいわけでもない、ただお線香をあげたかったと絞り出すような声で言うんです。私もなんだか思わず気持ちが動いてしまって……。ただ、子どもが本当に夫の子かどうかは気になりました。彼女は戸籍を見せてくれたんです」

そこには彼女の子を夫が認知している記載があった。

なぜか愛人家族の今後を考えてしまった…
「夫に裏切られていたんだと思ったけど、なぜか怒りの感情はわいてきませんでした。彼女が差し出した写真には、夫と3歳くらいの男の子が写っていた。夫がとろけるような笑顔でした。その笑顔を見たときは頭が真っ白になりましたね」

なぜか「今後、どうしましょうか」という言葉が口から出て、アヤカさん自身、びっくりしたという。

「まだ夫の預貯金も調べていなかったから、夫にどのくらい遺産があるのかわからない。その子の学費もあるでしょうし、今後、困らないようにしなくちゃとなぜか考えていました」

本当に実感がわいてきたのは、彼女たちが帰って、夜、ひとりになってからだ。夫の裏切り、という言葉が頭の中で渦巻いていた。

「その晩は吐き続けました。夫の親友が心配して翌日来てくれたんですが、私の様子がおかしかったので、そのまま病院へ連れていってくれて。1週間ほど入院しました」

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