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大阪あいりん地区で「人」を実感 本業にも生きる訪問介護の仕事

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【○○が好きすぎて副業になっちゃいました】

きつい仕事のため人手不足といわれる介護業界で、楽しく仕事をこなしている人がいる。加藤枚子さん(44歳)だ。

加藤さんは高校卒業後、リラクセーション系のマッサージ師としてキャリアをスタート。店舗に勤めたり、自分のお店を持ったりしながら20代を過ごし、31歳の時に「あん摩マッサージ指圧師」の資格を取得。特養や有料老人ホームで医療保険や介護保険制度を利用した訪問医療マッサージの仕事をする。しかし、加藤さんはリハビリに重きを置いた施術に物足りなさを感じる。ゆっくりメンタル面のサポートもできるリラクセーションマッサージの世界に戻り、訪問介護を副業にした。

「私の生まれ育ちは大阪市西区の松島遊郭の近くです。私の父は地域の不動産屋で、線路沿いの土地や繁華街の土地を扱っていました。そんな父に連れられて庶民的で気取らない大阪の下町をよく散歩していました。当時を振り返ると住んでいる人たちのリアリティーというか、人間の悪さ、ズルさ、やるせなさなどが思い出されてきます。人間の本性とは何かを肌で感じていたんですね。いまでも、素直な生き方や素直なコミュニケーションに触れていることが好きなんです」

個も守られながら、寛容な雰囲気もある
加藤さんは週に4日ほど、早朝に独り暮らしの高齢者宅を訪問して、料理、洗濯、掃除などのケアをしながら、会話を楽しんでいるという。

「いま訪問介護の仕事で通っている地域は釜ケ崎(あいりん地区)です。生活保護費を受給しながら独り住まいで、介護ケアが必要な4人の自宅に通ってケアをしています。釜ケ崎は大阪の中でも独特な地区です。『人のことなど知るかあ。オレは自分の人生をやってんねん』といった感じで全体的には個の雰囲気が強いのですが、仲間意識や助け合いもあって。オジイとオバアが助け合って車椅子を押し合っていたりします。個も守られながら、寛容な雰囲気もある。道行く人たちにどんな人生を歩んだのだろうとインタビューしたくなります(笑い)」

ケアをしている人たちとはどんな会話になるのだろうか。

「なぜ人生の最後に釜ケ崎に居るのか、それぞれの人たちが物語を持っています。もともとお嬢さまだったけどお金がなくなっていった話、糖尿病で足を切断せざるを得なくなり、どう暮らしていこうかという話、脳血管障害があり会話や歩行が難しいけどスケベな話が大好きな方など(笑い)。私は経験しないと実感(リアリティー)を得られないんです。釜ケ崎での在宅介護の経験は、人間であるとはどういうことか学べていると思います。それは本業でやっているエサレンボディーワーク、そして私の人生の選択に生かされています。エサレンボディーワークは、その人の存在に触れていくマッサージで、介護の仕事と通ずることがたくさんあります」

在宅介護での収入はどのくらいになるのか。

「本業でのボディーワークに影響がない程度に、介護の収入がなくても生活できる程度でシフトを組んでいます。月に6万くらいの収入ですね」

介護の現場、さらに釜ケ崎という地域から学べることは多いという。自らの人生に深みを与えてくれるだけでなく、本業にも生かすことができるのであれば、とても有意義だ。

(石塚集)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000010-nkgendai-life
ヤフーニュース引用







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